【千葉市の解決事例】 遺産分割で意見対立が発生──行政書士が介入し、5か月かけて円満解決したケース
■ご相談者
千葉市在住・60代女性(長女)
■相談内容
「父が亡くなったが、兄弟間で意見が食い違い、遺産分割協議が全く進まない」とのご相談。
状況は以下の通りです。
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相続人:長女(相談者)、長男(50代・勤務で多忙)、次女(40代・県外在住)の3名
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財産:千葉市内自宅、預貯金2件、投資信託1件、少額の貸付金
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遺言書なし
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長男は金融資産優先、長女は自宅取得希望、次女はどちらも譲歩せず
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過去に兄弟間で口論経験があり、感情的な対立が懸念される
相談者は「このままだと半年以上かかりそう」と不安を抱えていました。
■行政書士による対応
①相続人調査・戸籍収集
被相続人の出生から死亡までの戸籍を取得。
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取得先:千葉市、習志野市
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所要期間:約3週間
遠方在住の次女の現住所も確認し、連絡手段を整理。
相続人3名を正式に確定。
②財産調査・整理
財産の全体像を明確にすることが対立緩和の第一歩。
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銀行・証券会社への残高・保有状況確認
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自宅の不動産評価(固定資産評価証明・登記事項証明書・名寄帳取得)
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少額貸付金の確認・明細整理
調査期間:約1.5か月
財産一覧:
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預貯金:1,100万円
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投資信託:250万円
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自宅不動産:評価額1,700万円
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貸付金:50万円
財産目録を作成し、相続人全員に提示。
ただし、意見対立が激しく、協議はすぐには進まず。
③遺産分割協議でのトラブル
長女は自宅取得を希望、長男は金融資産を優先、次女は譲歩せず。
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初回協議は対面で感情的な口論が発生
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協議が中断し、約1か月停滞
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相続人全員が譲歩しないため、話し合いだけでは解決困難
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④行政書士による調整・介入
長期化を防ぐため、行政書士が中立的立場で以下を実施:
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個別説明と譲歩案提示
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財産目録と法定相続分をもとに、各自の取り分の案を提示
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客観的資料を使い、感情より数字で理解を促進
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オンライン・書面を活用した調整
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感情的になりやすい対面協議は最小化
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記録を残し、後日の争い防止
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譲歩案の反映
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自宅取得:長女
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預貯金・投資信託:長男・次女で均等分配
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貸付金:回収後に残額を3名で分割
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費用・固定資産税精算も明示
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この案により、相続人間の心理的ハードルが低下。
⑤遺産分割協議書作成・署名押印
行政書士が法的整合性を確保した協議書を作成。
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署名押印は郵送で回収
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回収期間:約3週間
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⑥金融機関・不動産手続き
協議書と必要書類を添付して手続き実施。
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銀行・証券口座の解約・名義変更
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自宅登記名義変更
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完了まで:約1か月
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■全体スケジュール(約5か月)
| 作業 | 期間 |
|---|---|
| 戸籍収集・相続人確認 | 3週間 |
| 財産調査・整理 | 1.5か月 |
| 遺産分割協議(トラブル含む) | 2か月 |
| 協議書署名押印回収 | 3週間 |
| 金融機関・不動産手続き | 1か月 |
| 合計 | 約5か月 |
■解決のポイント(行政書士実務型)
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感情的対立はオンライン・書面で調整
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記録を残しながら進めることで、後日のトラブル防止
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財産目録・譲歩案で客観性を確保
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感情より数字で協議を誘導し、長期化を抑制
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遺産整理・分割は長期化するケースも想定
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3か月では収まらないことがあるため、長期スケジュールを提示
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■ご依頼者の声
「兄弟間の意見が食い違い、協議が全く進まなかったのですが、先生に介入してもらい、冷静に資料と数字で整理してもらったおかげで、5か月かかりましたが円満に分配できました。」
本件は、当事務所の【相続手続サポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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