つだぬま相続相談室 行政書士 江川二朗

【船橋市の解決事例】「介護をしていない兄が“寄与分を否定”」―介護証拠が乏しい中で合理的寄与分を認めさせたケース

相続の相談をしてみる

〒274-0825 千葉県船橋市前原西6-5-2-307
[営業時間] 8:00 ~ 17:00  土日祝日相談可能です

【船橋市の解決事例】「介護をしていない兄が“寄与分を否定”」―介護証拠が乏しい中で合理的寄与分を認めさせたケース

【船橋市の解決事例】「介護をしていない兄が“寄与分を否定”」―介護証拠が乏しい中で合理的寄与分を認めさせたケース

本件は、船橋市にお住まいの方からご相談いただいた相続・遺言手続きの解決事例です。
当事務所では、相続人調査や遺産分割書作成などの実務対応を通じて、円満な解決をサポートしました。

 

■1 相談の概要

船橋市在住の女性Cさん(次女)から相談。

「10年間、父の介護をしてきましたが、兄が
“どうせただ一緒に住んでいただけだろ”と寄与分を認めてくれません」

実務で最も難しいのが、
“介護をしてきた証拠が弱い場合の寄与分の立証”

今回も、介護日誌なし、施設契約書なし、通院付き添いの記録もわずかという“典型的に証拠が薄いケース”でした。

しかし結果として、
1,800万円の遺産のうち、寄与分として300万円を確保
することに成功しました。

 


■2 船橋市で増えている「同居介護の見えない負担」

船橋市は介護保険サービスの利用率が高い反面、
「同居家族が大半の負担を背負っている」が表面化しにくい地域です。

  • 一緒に住んでいる

  • 施設に入れていない

  • 介護保険サービスを併用していない

このような家庭では、寄与分が認められにくい傾向があります。

 


■3 当事務所が行った寄与分立証の戦略

証拠が乏しい場合、以下の“補完手法”が重要です。

✔(1)生活実態のヒアリング

  • 食事の準備

  • 深夜のトイレ介助

  • 睡眠障害の対応

  • 金銭管理

  • 通院付き添い
    これらを「時系列」で整理。

✔(2)医療機関の来院履歴を取得

介護の必要性を裏付けるため、
病院の受付記録・処方箋の履歴を収集。

✔(3)近隣住民・ケアマネの「実態証言」

“第三者の証言”は寄与分認定の強い補強材料になります。

✔(4)家計簿・支出記録から介護費用の算出

  • 送迎タクシー代

  • 医療費立替

  • 消耗品費
    これらを積算し、経済的寄与を可視化。

  •  


■4 相続人間調整と交渉

兄は当初、

「寄与分なんて認める理由がない」

と強硬でした。

しかし、

  • 医療機関の公式記録

  • 第三者証言

  • Cさんの支出証拠

  • 船橋市の介護サービス利用率と家庭負担に関する地域データ
    を組み合わせて、“客観的な負担” を提示。

最終的には兄も、

「これだけ整理されているなら、寄与分を認めざるを得ない」

と納得。

 


■5 結果:300万円の寄与分を確保

  • 遺産総額1,800万円

  • 寄与分:300万円

  • 実質的には相続分が大幅に増加

  • 兄妹間の関係も修復

Cさんは、

「証拠が乏しくても、専門家ならここまで組み立ててくれるんですね…」

と涙ながらに話されていました。

 


■6 本事例のポイント

  • 証拠が弱い場合でも“補完証拠”で寄与分は主張できる

  • 家庭内介護は評価されにくいため、専門家の論理構成が不可欠

  • 船橋市の地域特性(介護サービス併用の少なさ)も認定の後押しになる

  • 寄与分の立証は戦略的に行うことで結果が大きく変わる

 

本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。

 

この事例とあわせて読まれている解決事例

   同居していた姉が財産管理を担っていたケース──兄弟間の不信感を解消し、3か月半で円満な遺産分割に至った事例

 

同じように「相続人同士の意見対立」「遺産分割が止まっている」状況でお悩みの方は、地域別の解決事例や相談窓口も参考にしてください。

船橋市の相続・遺言解決事例一覧はこちら

 

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。