【船橋市の解決事例】相続人の一人が財産を“事前に引き出していた”ケース —— 家族関係を壊さず、実務的に着地させた遺産分割の全プロセス——**
本件は、船橋市にお住まいの方からご相談いただいた相続・遺言手続きの解決事例です。
当事務所では、相続人調査や遺産分割書作成などの実務対応を通じて、円満な解決をサポートしました。
■1 相談背景(船橋市・60代女性)
船橋市在住のAさん(60代女性)からのご相談です。
亡くなったお母さまの相続で、同居していた弟Bさん(50代)が 「母名義の預金を生前から勝手に引き出していた」 ことが判明。
通帳には、日常生活費とは考えにくい 1回20〜30万円単位の引き出し履歴 が複数あり、合計で約220万円。
Aさんはこう話します。
「責めたいわけではないんです。でも、このままでは遺産が不公平で…弟も感情的になりそうで心配で。揉めずに終わらせたいんです。」
一方の弟Bさんは、
「母の介護のため、必要な時に下ろして使っていた。俺がずっと面倒を見てきたのだから当然だ」
と主張し、話し合いは完全に平行線でした。
■2 争点の整理
本件では大きく次の3点が問題となりました。
事前の出金は「使途不明金」なのか、介護関連費として正当なのか
220万円を「特別受益」や「持戻し」として扱うのか
兄弟間の感情対立をどう抑えるか(船橋市の事例で最も多い争点)
行政書士として最優先したのは、
法的な整理と同じくらい、兄弟間の感情調整を丁寧に行うこと でした。
■3 調査・立証のプロセス
●(1)銀行への取引履歴取得(船橋市内の支店対応)
代理人として銀行へ照会し、過去6年分の出金履歴を取得。
その結果、
引き出しの時期が介護認定前後で偏っている
介護サービス利用料の金額と一致しない
現金をまとめて引き出す傾向がある
など、「介護費として説明しきれない」点が複数判明。
●(2)介護サービス事業者への確認
訪問介護サービスの利用実績を確認したものの、
使途を裏付ける領収書がほぼ残っていない ことが分かりました。
●(3)本人へのヒアリング
弟Bさんに丁寧に話を聞くと、
引き出したお金の一部は「自分の生活費にも使った」
しかし“悪意”ではなく、「介護で仕事を減らして生活が苦しかった」
という事情が明らかに。
Aさんもこれを聞いて、
「それなら、責める気はありません。ただ、不公平感が残る形だけは避けたいんです」
と方向性が見えてきました。
■4 実際の解決策(船橋市で多い“公平調整型の分割案”)
法律的には「不当利得」「特別受益」が論点になりますが、双方が争うと家庭裁判所に持ち込むことになり、数十万円以上の負担・精神的ストレスが生じます。
そこで、次の “実務的かつ感情的に落ち着く解決案” を提案しました。
■【提案した解決案】
●① 出金220万円のうち「半額を遺産に戻す」
すべてを不当利得と扱うと弟側が納得しにくいため、
介護のために使ったであろう分 → 約110万円
不明確で弟の利益になっている分 → 約110万円
と分類し、後者のみを遺産として扱う案を提示。
●② 代償金方式で清算(兄弟間の直接金銭移動)
遺産の大部分が自宅不動産だったため、弟さんが実家に住み続ける方針を尊重し、次の形を採用。
弟 → 姉へ 55万円を支払い
(弟の特別受益110万円の半額相当)
●③ 今後の関係維持のため「合意書」を作成
不明金に関する最終的な確定
今後互いに金銭請求を行わない旨
実家の維持管理ルール
を盛り込み、双方が安心できる形に。
■5 結果:過去10年で最も“柔らかい着地”になったケース
最終的に、
裁判や調停にせず
感情的対立を抑え
遺産の分割も公平感が保たれ
実家の維持もスムーズに決定
という、双方にとって納得度の高い解決となりました。
Aさんは最後にこう話されました。
「私一人だけでは絶対にまとめられなかったと思います。
船橋市で相続に強い専門家に早く相談して本当に良かったです。」
弟さんも、
「責められると思っていたけれど、ちゃんと話を聞いてくれたので納得できた」
と和やかに帰っていかれました。
■6 まとめ:船橋市・習志野市で“生前の使途不明金”は非常に多い争点
特に次の状況では、早期相談が決定的に重要 です。
同居家族が預金を日常的に管理していた
ATMでの引き出しが多い
領収書が残っていない
感情的に「責めているようで言い出せない」
こうしたケースは、法律論だけでなく 感情調整と実務経験 が求められます。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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