つだぬま相続相談室 行政書士 江川二朗

【習志野市の解決事例】相続人の一人が“遺産分割協議に一切応じない”ケースを、実務的に解決した事例 —— 無回答・無視の相続人にどう対応すべきか ——*

相続の相談をしてみる

〒274-0825 千葉県船橋市前原西6-5-2-307
[営業時間] 8:00 ~ 17:00  土日祝日相談可能です

【習志野市の解決事例】相続人の一人が“遺産分割協議に一切応じない”ケースを、実務的に解決した事例 —— 無回答・無視の相続人にどう対応すべきか ——*

【習志野市の解決事例】相続人の一人が“遺産分割協議に一切応じない”ケースを、実務的に解決した事例 —— 無回答・無視の相続人にどう対応すべきか ——*

本件は、習志野市で相続・遺言に関するお悩みを抱えていた方からのご相談事例です。
行政書士が状況を整理し、必要な相続手続きを一つずつ進めることで解決に至りました。

■1 相談背景(習志野市・50代男性)

習志野市在住のCさん(50代男性)からのご相談です。

亡くなったお父さまの相続で、兄弟3人のうち、長男Dさん(60代)が 遺産分割協議に全く応じない 状況が続いていました。

Cさんはこう話します。

「LINEも電話も返ってこないんです。
書面を送っても無視。父の銀行口座も凍結したまま、税金も払えません。」

一方、長男Dさんはというと、数年前から家族関係が希薄で、

お父様との関係は悪化

葬儀にも参加せず

遠方に引っ越し、住所もはっきりしない

遺産内容を知ろうとしない

調停になると反発する可能性が高い

という、実務上「最も厄介なタイプの相続人」に該当します。

 

■2 相続財産の状況

財産の内容は比較的シンプルです。

習志野市内の戸建て(評価額約1,800万円)

預貯金 約350万円

自動車(評価額ほぼなし)

未払いの固定資産税等 約15万円

Cさん・妹Eさんの希望は、

「家は売って3人で分けたい。父もそれを望んでいたと思う。
ただ、長男が何も答えないので、前に進まない……。」

というもの。

■3 相続人が“無視する”ケースで最初にすべきこと

こうした状況で大事なのは、次の3点です。

連絡を取る努力を「証拠として残す」こと

行政書士名で公的な通知を送ること(心理的効果が大きい)

それでもダメなら、粛々と法的手続きに進む

本件はまさにこのパターンでした。

 

■4 実務上の対応プロセス

●(1)最新の住所を調査(住民票照会)

まず長男Dさんの住所を正確に把握するため、職権調査を実施し、最新の住所を取得しました。
これにより、

郵便物が届いていなかった

旧住所に通知していたため、すべて不達になっていた

という問題点が判明。

多くの相続で起きる、よくある実務トラブル です。

 

●(2)行政書士名で「正式通知」を送付

内容証明と同じ形式で、次の内容を盛り込んだ通知を発送。

相続発生の事実

相続財産の一覧

遺産分割協議の案

期限までに返答がない場合の対応(調停申立て等)

どのような方法でも構わないので返答を求める旨

専門家名で送ることで「きちんと対応しなければならない」という心理が働きやすく、非常に効果的です。

しかし、Dさんからの返事はありませんでした。

 

●(3)“応答ゼロ”を前提に次のステップへ

ここでCさんは迷います。

「調停までしたくないんです。兄が怒ってしまいそうで……。」

この気持ちは非常によく分かります。
ですが、回答がない以上、次に進まなければ 銀行口座の凍結解除も、家の売却も不可能 です。

そこでご提案したのは、

「相手が出てこなくても進められる調停の活用」

でした。

●(4)家庭裁判所の調停申立て(船橋市・習志野市で最も多い実務対応)

※相続人が応じないケースでは、実務上 最も効果がある方法 です。

調停は、

相手が参加しなくても手続きは進む

裁判所が相手に呼びかけてくれる(強制力に近い)

多くの場合、2〜3回で方向性が決まる

専門家が資料をまとめ、申立書も作成

というメリットがあります。

本件でも、調停申立て後、裁判所からの呼出しにより、ようやく長男Dさんが動き始めました。

 

■5 事態が動いたきっかけ

調停期日にはDさん本人は来ませんでしたが、
裁判所から「出席しない場合の扱い」を説明する書類が届いたことが決定打 になりました。

その後、Dさんから次のようにメールが届きました。

「父の遺産については任せたい。家を売って構わない。取り分は3人均等でいい。」

長年連絡も途絶えていた長男からの初めての返答。
Cさんと妹さんは驚き、そしてホッとされていました。

 

■6 実際の決着方法

最終的には以下の方法で解決しました。

●① 相続人3人の均等分割

Dさんが争わない意思を示したため、最もスムーズな分割方式を採用。

●② 自宅は売却し、代金を3分割

行政書士が不動産会社を手配し、売却までフルサポート。
固定資産税など未払い分は売却代金から精算。

●③ 3人全員の署名を揃えた「遺産分割協議書」を作成

本人確認

署名捺印

内容の確認

郵送での回収

すべて当方が代行し、スムーズに完了。

■7 結果:調停申立てが“争いを避ける手段”になった

「調停=揉める」というイメージがありますが、実務的には真逆です。

本件でも、

調停になったことで長男が動いた

感情的対立は起きなかった

手続きはスムーズに終了

家族関係を壊さずに済んだ

という結果につながりました。

Cさんは最後にこう話しました。

「調停にしたのは“喧嘩”じゃなく、兄に向き合ってもらうための手段だったんですね。
一生解決しないと思っていたので、本当に助かりました。」

 

■8 まとめ:船橋市・習志野市で“相続人が無視する”ケースは非常に多い

相続相談の中でも特に多いのが、

連絡がつかない

LINEをブロックされた

連絡は取れるが返答しない

そもそも協議をする気がない

「家族の問題」に専門家が介入すると嫌がる

といったケースです。

しかし実務的には、

相手が無視しても動かせる方法は多数ある

ため、「何もできない」ということはありません。

本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。

 

この事例とあわせて読まれている解決事例

相続人全員が遠方在住で意見集約に時間がかかったケース

話し合いが平行線となり、分割方法を整理して合意したケース

 

同じように「相続人同士の意見対立」「遺産分割が止まっている」状況でお悩みの方は、地域別の解決事例や相談窓口も参考にしてください。

習志野市の相続・遺言の解決事例はこちら

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。