【習志野市の解決事例】相続人の一人だけが“評価額に納得せず”遺産分割が完全停止
本件は、習志野市で相続・遺言に関するお悩みを抱えていた方からのご相談事例です。
行政書士が状況を整理し、必要な相続手続きを一つずつ進めることで解決に至りました。
相続人の一人だけが“評価額に納得せず”遺産分割が完全停止——不動産と預貯金の評価方法を整理し、合意形成に成功したケース
■1 相談者:習志野市・40代男性
相談者Fさん(習志野市・40代男性)は、
母の相続が発生したものの、相続人の1人(兄)が「不動産の評価が安すぎる」と主張し、遺産分割協議が半年以上進まず困り果てていました。
●相続財産
- 自宅不動産(習志野市谷津)
→固定資産税評価:1,980万円 - 預貯金:1,120万円
- 車、家財など少額財産
●相続人
- 長男(相談者の兄)
- 次男(相談者Fさん)
- 三男(千葉市在住)
当初、3兄弟で話し合いを始めたものの、
兄が「この評価は低すぎる。もっと高く売れるはずだ」と主張し、印鑑を押さない状態 に。
兄はネット情報を見て、
「路線価を使えばもっと高くなる」
「不動産会社なら3,000万円と言うはずだ」
などと言い張り、話し合いは完全に停止してしまいました。
■2 当事務所に相談が来た理由
相談者Fさんはこう話していました。
「兄は理屈っぽく、こちらが何を言っても納得しません。
このままでは相続が永遠に終わらない気がして……」
相続あるあるですが、
“評価額の不一致” は遺産分割を止める典型的な原因です。
しかし、評価方法は法律上“統一ルール”がありません。
だからこそ専門家による整理が不可欠になります。
■3 当事務所で行った専門的対応
◆STEP1:不動産評価の「3方式」を明確に提示
不動産の価値は、
どの評価基準を使うかで金額が大きく変わります。
そこで当事務所は、3兄弟に次の図を提示しました。
●① 固定資産税評価額(いちばん低い)
相続税計算の基礎。売却価格とは別物。
●② 路線価評価(相続税評価)
国税庁が決める。市場価格の約70〜80%。
●③ 実勢価格(売却したときの価格)
最も高くなることが多い。
不動産会社が査定する“売れる可能性がある額”。
兄が言っていた
「路線価の方が高くなる」という主張は誤りで、
実勢価格が最も高くなるケースが一般的です。
まずこの前提を正確に共有。
◆STEP2:習志野市の地元不動産3社の査定を取得
さらに当事務所は、
実勢価格を客観的に示すために、
習志野市の不動産会社3社へ査定を依頼。
●査定の結果
- A社:3,150万円
- B社:2,980万円
- C社:3,200万円
→ 平均3,110万円
→ 固定資産税評価の約1.6倍
→ 路線価評価より高い
兄が主張していた「高くなるはず」は事実でしたが、
客観データを示したことで、兄の態度が軟化。
◆STEP3:不動産を“共同相続”し、売却後に分ける案を提案
長男・次男・三男で、次の選択肢を提示。
- ① 不動産を3人で共同相続し、売却後に代金を3等分
- ② 誰か1人が不動産を取得し、他の2人へ代償金を支払う
- ③ 不動産を売らずに共有のまま保有する(おすすめしない)
兄は「正確な評価額が分かったなら売却で良い」と了承。
弟2人も同意し、選択肢①に決定。
これが最も争いがない方法で、実務上も一般的です。
■4 遺産分割協議書の作成
評価基準と合意内容を明確にしたうえで、
以下の内容を遺産分割協議書に記載。
「本件自宅不動産は3名にて共同相続し、売却後、売却代金を3分の1ずつ分配する」
「金融資産1,120万円については、3名で法定相続分に従い分割する」
これにより、協議書は3兄弟全員が納得した形に仕上がりました。
必要書類、印鑑証明書、実印の準備も当事務所で完全サポート。
■5 不動産売却と相続登記
不動産会社C社が最も高い買主を見つけ、
3,180万円で売却が成立。
登記も司法書士と連携し、相続登記→所有権移転がスムーズに完了。
結果、
3兄弟が受け取った金額は約1,060万円ずつ。
■6 相談者の声
「兄との関係が崩れかけていたが、
専門家が“評価の正しい基準”を示したことで話し合いが一気に進んだ。
もっと早く相談すれば良かった。」
実務ではよくあることですが、
遺産分割の争いの多くは“評価額の誤解”が原因。
事実と数字を整理するだけで解決するケースは非常に多いです。
■7 まとめ(SEO対応)
習志野市で
- 不動産の評価額
- 遺産分割停止
- 兄弟間の意見不一致
は頻出する相談です。
つだぬま相続相談室では、
評価の整理 → 合意形成 → 協議書 → 登記 → 売却
までワンストップで対応しています。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
この事例とあわせて読まれている解決事例
【船橋市の解決事例】相続人の一人が手続きに非協力──連絡不能状態が続き、6か月超を要した遺産整理を行政書士が完了させたケース
【船橋市の解決事例】疎遠だった兄弟間で発生した預貯金相続トラブルを“金融機関調整+遺産分割協議支援”で円満解決した事例
同じように「相続人同士の意見対立」「遺産分割が止まっている」状況でお悩みの方は、地域別の解決事例や相談窓口も参考にしてください。
