【船橋市の解決事例】相続財産が“勝手に処分”されていたが、専門家の介入で適切に精算できた事例
本件は、船橋市にお住まいの方からご相談いただいた相続・遺言手続きの解決事例です。
当事務所では、相続人調査や遺産分割書作成などの実務対応を通じて、円満な解決をサポートしました。
船橋市在住の50代男性Dさんは、母が亡くなった後、姉が相続財産の一部を「勝手に処分していた」という事実を知り、大きなショックを受けました。
母の死後、実家には姉が頻繁に出入りしており、遺品整理も一人で進めていました。しかし、Dさんがある日実家に立ち寄ると、
タンス
着物
骨董品
家電
といった品が丸ごと消えており、姉がリサイクル業者に売却してしまっていたことが判明。
加えて、母の預金口座から生前に姉が高額を引き出していた履歴もあり、「これは単なる整理ではなく、財産の処分ではないか」と感じ、強い不信感を抱くようになりました。
■ 船橋市で増えている「相続財産の勝手な処分」問題
相続開始前後は、
実家の片付け
遺品整理
入院費の支払い
など名目で動く相続人が、無自覚のまま財産を処分してしまうケースが増えています。
悪意がある場合もあれば、
「介護をしていたから自分のもの」
と誤った認識のまま行動するケースも多く見られます。
しかし、法律では
相続財産は相続人全員の共有
であり、一人が勝手に処分することはできません。
Dさんの場合も、まさに典型例でした。
■ 当事務所に相談:まず行うのは「事実の整理」と「証拠化」
Dさんからご相談を受けた際、最初に行ったのは次の3点の整理です。
① 何が処分されたのか
Dさんの記憶だけでなく、
過去の写真
母が大切にしていた品のリスト
実家の配置図
をもとに「処分された財産リスト」を作成。
② 預金の動きの確認
通帳を精査して、引き出し額・引き出し時期を記録し、
「母本人が管理していたのか」
「姉が代理で引き出したのか」
を判断できるよう整理しました。
③ 姉が「どのような目的」で処分したのか
不正かどうかを断定する前に、
介護費用の立替
入院時の清算
部屋を片付けるため
など、姉側の主張を確認することが重要です。
Dさんは「事実確認の進め方が分からなかったので、整理してもらえて気持ちが落ち着いた」と話していました。
■ 姉に対し、専門家から丁寧な通知を送付
高圧的な文面ではなく、
トラブル回避
公正な相続の実現
両者の気持ちを尊重
を前面に出した通知書を作成。
主なポイントは次の通りです。
相続財産は全員の共有であり、処分した場合は精算が必要
処分した財産の価値を一緒に確認したい
預金の引き出しについても用途を教えてほしい
感情的な対立にならないよう、専門家が間に入りたい
姉は当初こそ警戒していましたが、「攻める文面ではなかった」こともあり、意外にも協力的に応じてくれました。
■ 姉の説明:「良かれと思ってやった」から起きる典型的な誤解
ヒアリングの結果、姉は
「実家を早く片付けてDさんを楽にしてあげたかった」
「価値があるとは思わなかった」
「預金は母の入院費の支払いに使った」
と説明。
悪意ではなく「良かれと思ってやった」ケースであることが分かりました。
しかし、価値のある品を勝手に売却した事実、預金引き出しの説明が不十分だったことは事実であり、Dさんとしては公平な精算を求めたい状況でした。
■ 財産の「精算方式」を提案し、相続人双方が納得
当事務所では次のような精算案を提示。
● ① 処分された家財の評価
リサイクル業者の査定履歴をもとに、適正な評価額(総額約13万円)を算出。
● ② 預金引き出し額の用途確認
入院費支払い
介護用品購入
生活費の立替
など、明細が確認できた分は「正当な支出」と認定。
領収書がない支出については、姉と話し合いのうえ、一部を「精算対象」として計上。
● ③ 最終精算額の算出
双方が納得した形で、姉がDさんに対して「8万円」を支払う形で合意。
無理な主張を押し付けないバランスの取れた精算案により、姉も納得しました。
■ 姉の本音:「専門家が入って助かった」
合意成立後、姉から出た言葉は意外なものでした。
「自分では何をどう整理すれば良いのかわからなかった」
「専門家が入ってくれたことで、Dも納得する形にできて良かった」
Dさんも、
「姉を責めずに済んだので良かった」
「公平な形にまとめてくれて本当に助かった」
と安心された様子でした。
■ 船橋市で「相続財産を勝手に処分された」場合は、必ず専門家に相談を
勝手な処分は、
遺品整理と財産処分の境界が曖昧
悪意がないケースも多い
家族間の不信が一気に深刻化する
ため、専門家の関与が非常に効果的です。
特に船橋市・習志野市では、
「口座の引き出し」「遺品の売却」「現金の持ち出し」
などの相談が年々増えています。
相続財産はすべて共有であり、勝手に処分された場合でも、
冷静な話し合いと適切な精算で必ず解決できます。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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