【船橋市の解決事例】実家を兄弟の一人に“独り占め”されたが、共有財産として扱われ、適切に相続できた事例
本件は、船橋市にお住まいの方からご相談いただいた相続・遺言手続きの解決事例です。
当事務所では、相続人調査や遺産分割書作成などの実務対応を通じて、円満な解決をサポートしました。
船橋市在住の60代女性Cさんは、父が亡くなった後、兄が実家の鍵を一方的に交換し、「これは自分が介護してきた家だから、全部自分が相続する」と主張しはじめたことで深刻な悩みに陥いました。
Cさんは実家から離れて暮らしており、介護は兄が中心に行っていたため、兄に一定の思いがあることは理解していました。しかし、
合鍵を渡されない
実家内の遺品整理も勝手に進める
家財の持ち出しも説明がない
という行動が重なり、「このままでは兄が家を独り占めしてしまうのではないか」という強い不安が生じていました。
加えて、兄は「家は自分のものだ」と主張し、不動産の名義変更を強引に進めようとする気配があり、Cさんは精神的に追い詰められた状態でした。
■ 相続開始後の「実家の独り占め」はよくある相談
船橋市・習志野市の相続では、
実家が最も高額な財産
兄弟のうち誰かが同居している
介護が偏っている
という事情が重なり、同居していた相続人が「家は自分のもの」と主張するケースが非常に多く見られます。
しかし、持ち分は法定相続分が原則であり、同居や介護だけでは単独相続にはならない のが民法のルールです。
Cさんが感じていた不安は、専門家から見れば極めて現実的な問題でした。
■ 当事務所へ相談:まずは「実家の法的な位置づけ」を整理
Cさんからご相談を受けた際、当事務所では次の点を丁寧に説明しました。
実家は相続が発生した瞬間から、相続人全員の共有財産になる
鍵を勝手に換える行為は“独占的使用”で合法とは言えない
不動産の持ち分は、兄とCさんの「法定相続分」で判断される
独り占めのまま放置すると、不動産の売却や名義変更ができず将来トラブル化する
Cさんは「専門家が入ってくれるなら安心できる」と感じ、正式にご依頼をいただきました。
■ 専門家が兄に連絡:「実家は共有財産」であることを丁寧に説明
兄に対しては、
実家が共有財産であること
鍵の交換は独占状態を招き好ましくないこと
名義変更は法定相続分で行うべきこと
を、法律に基づいて丁寧な文書で伝えました。
強く批判するような文面ではなく、
「介護をしてくれた兄の負担に配慮しながら、法律上の手続きを進めたい」
という中立的な姿勢を貫くことで、兄が感情的に反発しないよう配慮しました。
兄から返ってきた返答は、意外にも冷静なものでした。
「家を全部自分が相続すべきだと思っていたが、法律的に難しいなら専門家の意見に従いたい」
兄自身も法律を知らず、感情の勢いで行動していたことが分かりました。
■ 不動産の評価と遺産分割の選択肢を提示
Cさんと兄の双方に、次の選択肢を提示しました。
実家を売却して代金を分ける
兄が実家に住み続ける代わりに、Cさんの持分を兄が買い取る(代償分割)
実家は共有名義のまま維持し、将来売却する
兄は「住み慣れた家を手放したくない」と強く希望したため、代償分割(兄が買い取る) を選択する方向で話がまとまりました。
■ 兄が代償金を支払う形で合意。独り占め問題が解消。
不動産の評価は、公的な価格(固定資産税評価額など)と実勢価格の双方を比較し、専門家として妥当な中間値で算定。
その結果、兄がCさんに対して代償金を支払うことで合意が成立しました。
兄は次のように話していました。
「専門家が間に入ってくれたから冷静になれた」
「結果的に正しい形で家を引き継げて良かった」
Cさんも、
「独り占めではなく、公平に解決できた」
「船橋市に専門家がいて本当に良かった」
と、安心された様子でした。
■ 船橋市で「実家を兄弟の一人に独り占めされた」と感じたら
実家は金額が大きく、感情が絡みやすいため、
独り占め・鍵の交換・勝手な遺品整理
といったトラブルが非常に多いのが現実です。
しかし、
実家は相続人全員の共有
勝手な名義変更はできない
法定相続分で決めるのが原則
という民法のルールがあります。
専門家が入ることで、
感情のもつれを避けながら、正しい手続きを通じて公正な解決が可能です。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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