【船橋市の解決事例】遺産隠しトラブル 「兄が遺産を申告していなかった」ケースの解決事例
本件は、船橋市にお住まいの方からご相談いただいた相続・遺言手続きの解決事例です。
当事務所では、相続人調査や遺産分割書作成などの実務対応を通じて、円満な解決をサポートしました。
船橋市在住のBさん(48歳・男性)は、父の遺産について兄が不審な行動を取り続けていることから、不安を感じて当事務所へ相談に来られました。
父が亡くなった直後、兄は
「手続きは全部自分がやる」
と言い、通帳・キャッシュカード・実家の鍵まで全て確保した状態に。
しかし、その後の説明は曖昧で、具体的な数字は一切出てきません。
さらに、兄からは
「無駄に揉めたくないだろ?」
「財産なんてほとんどないよ」
という言葉だけ。
Bさんは「何か隠されているのでは…?」という疑念が膨らみ、専門家を探して当事務所にご連絡をいただきました。
■ 1.相談時の状況
Bさんが把握していた情報は次の3点だけ。
父の年金振込口座は千葉銀行のはず
船橋市内に実家がある(築40年)
父は株式をやっていたらしい
しかし、これらは断片的な情報にすぎず、
「遺産総額がいくらなのか全く分からない」
という状態。
典型的な「遺産隠しの疑い」ケースです。
■ 2.当事務所の最初の動き:財産の“見える化”
遺産隠しの可能性がある場合、まず必要なのは
遺産の全体像を把握すること(財産調査)。
当事務所では次の方法で調査を開始しました。
① 郵便物の確認
父の住まいに残されていた郵便物から…
千葉銀行
京葉銀行
三井住友銀行
県民共済
ネット証券(SBI証券)
など、複数の金融機関の利用歴を把握。
② 年金口座からメイン口座を推定
年金振込口座から、父の生活費がどの口座を中心に動いていたか調査。
③ 不動産・固定資産税の調査
実家の固定資産税通知から不動産評価額を確認。
築年数は古いが、船橋市は交通利便性の関係で不動産価値が高く、
土地の価値だけで800万円以上 あることが判明。
④ 株式投資の履歴追跡
郵便物にネット証券からの残高通知があり、
隠されていた株式資産が存在する可能性 を特定。
⑤ 当事務所名義の「財産開示依頼書」を兄に送付
専門家が入ることで、兄側は財産を隠しきれなくなります。
■ 3.兄が提出した資料から発覚した“隠し遺産”
兄が最初に提出した資料には、
「千葉銀行の一口座だけ」
が記載されていました。
しかし、こちらが把握している証拠と照合したところ、
京葉銀行に約180万円
SBI証券に約350万円
県民共済の共済金 50万円
以上が未申告だったことが判明。
当事務所から兄に再度確認したところ、兄は最初の説明を撤回し、
「知らなかった」「記帳していなかった」
と曖昧な返答に。
しかし、郵便物・残高通知が存在する以上、説明としては成立しません。
実際には、
悪意のある「遺産隠し」に該当する典型的な行動
でした。
■ 4.遺産隠しをどう扱うか?
法律上、
遺産を意図的に隠した場合、その分を本人の取り分から控除できる(特別受益扱い)
という実務があります。
さらに、兄が管理していた通帳には、死亡前に
毎月10万円の謎のATM出金
兄の生活費と思われる支払い
が複数ありました。
これは立派な「勝手な使い込み」=使途不明金の可能性。
当事務所では兄に対し、
「使途不明金の説明を求めること」
「隠した遺産をすべて計上すること」
を丁寧に説明し、遺産全体の再計算を提案しました。
■ 5.最終的な遺産総額と解決内容
調査の結果、父の遺産総額は次のとおり。
千葉銀行:210万円
京葉銀行:180万円
SBI証券:350万円
県民共済:50万円
実家(土地評価額):約800万円
合計:1,590万円
■ 解決内容
兄:750万円
Bさん:840万円
兄は最終的に隠した遺産や使途不明金を認め、分割割合も譲歩。
話し合いは無事まとまりました。
Bさんは
「最初は何をどうしていいかわからなかったけど、財産を“見える化”してもらえたことで安心できた」
とおっしゃっていました。
■ 6.この事例から分かる「船橋市の遺産隠し」傾向
● 不動産価値が高い → 隠されやすい
● 高齢の親が複数の銀行を利用 → 遺産の散在
● ネット証券の存在に気づかない家族が多い
● 郵便物の情報が決定的な証拠になる
🚩 遺産隠しの可能性を感じたら
つだぬま相続相談室では
銀行照会
証券会社の確認
固定資産税の調査
通帳・取引履歴の分析
兄弟への資料開示依頼
を一括対応しています。
「兄が遺産を隠している気がする…」
と思ったら、早めにご相談ください。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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