【東京都の解決事例】 突然の死去後に発見された暗号資産を調査し、相続財産として確定・回収できた事例
本件は、千葉県近隣地域で相続・遺言手続きをご依頼いただいた解決事例です。
相続関係書類の整備や関係機関対応を行い、スムーズな手続き完了を実現しました。
東京都にお住まいの30代男性Hさんから、「弟が突然亡くなり、遺品整理をしていたところ、スマートフォンに暗号資産のアプリが複数入っているのを見つけたが、どう扱えばいいのか全く分からない」とのご相談をいただきました。
Hさんは暗号資産に詳しくなく、「このままでは財産が失われてしまうのではないか」という強い不安を抱えて来所されました。
暗号資産は、近年相続の現場で急増している一方で、非常に対応が難しい財産の一つです。
その理由として、
・家族がログインできない
・銀行口座のような口座番号が存在しない
・取引所ごとに手続方法が異なる
・価格変動が激しく、評価のタイミングが重要
といった特徴があります。
特に、ログイン情報や二段階認証が分からない場合、相続人であっても資産に一切触れないというケースも少なくありません。
Hさんの弟様のスマートフォンには、複数の暗号資産取引所アプリがインストールされていましたが、どの取引所にどれだけの資産があるのかは不明な状態でした。また、パスコードや認証設定も複雑で、Hさんご自身では対応が難しい状況でした。
当事務所ではまず、スマートフォンの状態を確認し、ログイン可能な範囲と二段階認証の有無を整理しました。そのうえで、国内の主要暗号資産取引所(bitbank、bitFlyerなど)を中心に、被相続人名義の口座が存在するかどうかの照会を実施しました。
照会にあたっては、相続人であることを証明するため、戸籍収集を行い、法定相続情報一覧図を作成。あわせて、遺産分割協議書など、各取引所が求める必要書類を整えました。
暗号資産取引所は金融機関とは異なる独自のルールを持っているため、書類不備があると手続が大きく遅れる可能性があります。その点も踏まえ、慎重に対応を進めました。
その結果、複数の取引所において、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産が保有されていることが判明しました。評価時点での日本円換算額は、合計で約180万円に上り、正式に相続財産として確定することができました。
Hさんからは、「暗号資産はもう取り戻せないと思っていた」「専門家に相談していなければ、完全に失われていたと思う」とのお言葉をいただきました。
暗号資産は、相続人が存在に気づかなかったり、対応方法が分からなかったりすると、事実上“失われた財産”になってしまう危険性が非常に高い分野です。
一方で、適切な知識と手順を踏めば、他の財産と同様に相続することが可能です。
ご家族が亡くなられた後、スマートフォンやパソコンに暗号資産関連のアプリや通知が残っている場合は、できるだけ早めに専門家へご相談ください。
迅速な対応が、財産を守る大きな鍵となります。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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同じように「相続人同士の意見対立」「遺産分割が止まっている」状況でお悩みの方は、地域別の解決事例や相談窓口も参考にしてください。
