【船橋市の解決事例】相続財産に不動産がなく見落とされがちだったが、金融機関手続きの煩雑さにより遺産整理が停滞していたケース
本件は、船橋市にお住まいの方からご相談いただいた相続・遺言手続きの解決事例です。
当事務所では、相続人調査や遺産分割書作成などの実務対応を通じて、円満な解決をサポートしました。
ご相談の背景
被相続人は船橋市在住の80代女性。配偶者は既に他界しており、相続人は長男と長女の2名でした。
相続開始後、相続人は「不動産がないから手続きは簡単だろう」と考え、当初は自分たちで対応しようとしていました。
しかし、被相続人が生前に複数の金融機関と取引していたことが判明し、通帳の所在が不明な口座や、長年使用していない口座も含まれている可能性が出てきたことで、手続きが進まなくなり、当事務所へ相談に至りました。
実務上の問題点
本件では、不動産がないことから相続自体を軽く考えてしまい、
相続財産の全体像が把握できていないまま時間が経過していた点が大きな問題でした。
・取引金融機関の数が不明
・残高証明書の取得方法が分からない
・相続人が平日に金融機関へ行く時間を確保できない
・相続開始からすでに3か月以上経過
このような状況では、相続人のみでの対応には限界があります。
行政書士としての対応方針
当事務所では、まず相続関係説明図を作成し、相続人を確定させたうえで、
相続財産の調査を重点的に行う方針を立てました。
具体的には、
・通帳・書類から取引履歴を確認
・金融機関への照会文書の作成
・残高証明書、取引履歴の取得
・把握漏れがないかの再確認
を行政書士業務として一括対応しました。
金融機関対応での実務的工夫
金融機関ごとに必要書類や対応方法が異なるため、
相続人が個別に動くと大きな負担になります。
本件では、
・必要書類を金融機関ごとに整理
・相続人の署名押印が必要な書類をまとめて案内
・取得時期を調整し、二度手間を防止
することで、相続人の負担を最小限に抑えました。
また、長期間使用されていなかった口座についても調査を行い、当初想定していなかった預貯金が存在することが判明しました。
遺産分割協議の整理
相続財産がすべて確定した後、遺産分割協議書を作成しました。
本件では、相続人2名が法定相続分どおりに分割する内容でしたが、金融機関が複数あるため、記載方法を誤ると手続きがやり直しになるリスクがありました。
そのため、
・金融機関名
・口座種別
・分割方法
を正確に記載し、実務で使用できる形式に整えました。
解決結果と実務上のポイント
結果として、相続開始から約5か月で全金融機関の相続手続きを完了することができました。
相続人からは「不動産がない相続でも、こんなに手続きが多いとは思わなかった」との声がありました。
本件は、
「不動産がない=簡単な相続」ではない
という点を示す典型的な事例です。
行政書士が早期に関与することで、相続財産の把握漏れを防ぎ、相続人の精神的・時間的負担を大きく軽減することができました。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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