つだぬま相続相談室 行政書士 江川二朗

【習志野市(鷺沼)の解決事例】 高齢の妻の生活を守るため、配偶者居住権を利用して“住み慣れた家を手放さずに済んだ”ケース(習志野市・70代女性)

相続の相談をしてみる

〒274-0825 千葉県船橋市前原西6-5-2-307
[営業時間] 8:00 ~ 17:00  土日祝日相談可能です

【習志野市(鷺沼)の解決事例】 高齢の妻の生活を守るため、配偶者居住権を利用して“住み慣れた家を手放さずに済んだ”ケース(習志野市・70代女性)

【習志野市(鷺沼)の解決事例】 高齢の妻の生活を守るため、配偶者居住権を利用して“住み慣れた家を手放さずに済んだ”ケース(習志野市・70代女性)

本件は、習志野市で相続・遺言に関するお悩みを抱えていた方からのご相談事例です。
行政書士が状況を整理し、必要な相続手続きを一つずつ進めることで解決に至りました。

習志野市にお住まいの70代女性Dさんから「夫が亡くなった後、住んでいる家を相続できない可能性があり、不安で眠れない」というご相談をいただきました。

Dさん夫妻には子どもが1人(長男Eさん)。
ご主人の財産の大部分は自宅(築35年の持ち家)で、預貯金は多くありません。
Dさんは年金生活のため、自宅を失ってしまうと“賃貸に移る資金もない”という切迫した状況でした。

しかし、長男Eさんは
「家は自分が相続すべきだと思う。母には住み続けていいが、名義は自分にしたい」
と考えており、親子間で認識がかみ合わない状態に陥っていました。

■1 「自宅が主な財産」家庭に起こりやすい、典型的な相続問題

今回の家庭では、

不動産:自宅(評価額約1,600万円)

預貯金(京葉銀行、千葉銀行):約150万円
という財産構成でした。

このようなケースでは、
“不動産を誰が相続するか”がそのまま相続全体の争点になる という典型例です。

長男Eさんは
「父は家を自分に継がせたいと思っていたはずだ」
と述べましたが、Dさんは
「夫は私にこの家に住み続けてほしいと言っていた」
と主張。

どちらも「相手を否定したいわけではない」のですが、双方に不安があり話し合いが平行線になっていました。

 

■2 行政書士として提案したのは「配偶者居住権」の活用

家族関係は良好で、争いたいわけではない。しかし「家の承継」と「母の生活保障」の両方が求められる、非常にバランスが難しい状況でした。

そこで行政書士として提案したのが
配偶者居住権(2020年制度開始)
の利用でした。

配偶者居住権とは、
配偶者が亡くなった後も、一定期間または終身でその家に住み続けられる権利
のこと。家の「所有権」と「居住権」を分けて相続する新しい制度です。

■3 配偶者居住権を使うと何が解決するのか?

この制度を使うと、

妻Dさん:家に住み続ける権利を確保

長男Eさん:家の所有権を相続し、将来的な承継も可能
という“両者の不安を同時に解消する”ことができます。

しかも、
配偶者居住権は 所有権より評価額が低い ため、
妻がもらう相続分の金額を抑えつつ、
子の相続分を確保できるという大きなメリットがあります。

 

■4 遺産分割協議をサポートし、双方の希望を形に

Dさんと長男Eさんに制度の仕組みを丁寧に説明し、具体的な評価額や分割案を示しました。

不動産評価額が約1,600万円の場合、
配偶者居住権(終身)を設定すると、その評価額はおおむね 400〜500万円程度 になります。

そこで、次の分け方を提案しました。

●Dさん
 → 配偶者居住権(終身)+ 預貯金の一部(50万円)
●長男Eさん
 → 自宅の所有権(評価額1,100〜1,200万円相当)を相続

これにより、遺産分割としてもバランスが取りやすくなります。

協議では、Eさんが
「母が住み続けられるなら安心した。自分も家を継げるし納得」
と言い、Dさんも
「追い出される不安がなくなった。本当に安心した」
と涙ぐむ場面もありました。

最終的には、双方合意のうえで
配偶者居住権を設定した遺産分割協議書を作成し、法務局で登記手続き
を行いました。

■5 配偶者居住権を使った結果

 

●Dさん(妻)

住み慣れた家に“終身”で住み続けることが確定

将来の住居費の心配が消失

精神的安定を得られた

 

●長男Eさん

自宅の“所有権”を確実に取得

近い将来の実家管理も見通しやすくなった

争いが避けられ、家族関係が崩れずに済んだ

双方にとって理想的な落としどころとなり、
「配偶者居住権がなかったら争いになっていたと思う」
と語られたのが印象的でした。

 

■6 今回の事例から分かること

①「自宅が主な財産」の家庭では、配偶者居住権は非常に有効

習志野市・船橋市など住宅地では、同様の財産構成が多くみられます。

②争いたくない家族ほど、“制度を知らないこと”がリスク

制度を知らないために誤解が積み重なり、結果として争いになるケースが多いです。

③行政書士は、制度提案から協議書作成・登記サポートまで一貫して対応可能

特に高齢の配偶者がいる場合、早めの相談で大きく結果が変わります。

この事例とあわせて読まれている解決事例

相続財産の“名義不一致問題”が原因で預金解約ができない——隠れた書類不足を洗い出し、スムーズに資産を現金化できたケース

過去の家族関係が原因で合意形成が難しかった事例

 

同じように「相続人同士の意見対立」「遺産分割が止まっている」状況でお悩みの方は、地域別の解決事例や相談窓口も参考にしてください。

習志野市の相続・遺言解決事例一覧はこちら

 

習志野市の相続の総合ページはこちらから

 

習志野市内全域の相続相談・お手続きに対応しています

つだぬま相続相談室では、津田沼駅周辺をはじめ、習志野市内の以下のエリアにお住まいの皆さまから、遺産分割や預貯金解約、名義変更(相続登記)などのご相談を幅広くいただいております。

■ 津田沼・奏の杜・谷津エリア(当事務所至近) 津田沼、奏の杜、谷津、谷津町、久々田

■ 京成大久保・実籾エリア 大久保、本大久保、実籾、実籾本郷、東習志野、屋敷

■ 鷺沼・袖ケ浦・秋津エリア 鷺沼、鷺沼台、袖ケ浦、秋津、香澄、芝園

■ 新習志野・花咲・藤崎エリア 茜浜、新習志野、花咲、藤崎、菜園

**「津田沼駅の近くで相談できる場所を探している」「土日に相談したい*」*という方もご安心ください。JR津田沼駅からの事務所にて、相続専門の行政書士が直接お話を伺います。ご自宅や指定場所への出張相談も承っております。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。