【船橋市の解決事例】遠方在住の相続人しかいないため、船橋市の実家が“空き家放置”で行政から指導が来ていたケース**
本件は、船橋市にお住まいの方からご相談いただいた相続・遺言手続きの解決事例です。
当事務所では、相続人調査や遺産分割書作成などの実務対応を通じて、円満な解決をサポートしました。
遠方在住の相続人しかいないため、船橋市の実家が“空き家放置”で行政から指導が来ていたケース**
習志野市出身のAさんは、現在は北海道で家族と暮らし、兄弟2名もそれぞれ神奈川・大阪に移り住んでいました。
地元に戻る予定のある相続人は誰もいません。そんな中、津田沼の実家で一人暮らしをしていた母が亡くなり、相続手続きが必要となりました。
本来なら葬儀が終わった段階で、実家の管理や遺品整理など何らかの対応を行うべきでしたが、Aさん自身も仕事が忙しく、兄弟はさらに遠方在住。
結果として 母の死後2年間、実家は完全に手付かずの“空き家状態” が続いてしまいました。
その間、郵便物はポストから溢れ落ちるほど溜まり、庭は雑草で覆われ、周囲には虫が発生。隣家から「最近管理が行われておらず心配です」という相談が船橋市役所に入り、
船橋市の空き家対策担当部署から“改善指導”の通知がAさんに届きました。
Aさんは焦りながらも、
- 鍵がどこにあるか分からない
- 中に何が残っているのかも把握していない
- 遠方の兄弟と日程調整して帰省するのは困難
と悩み、当相談室にご連絡くださいました。
■ つだぬま相続相談室で行った対応
まず「責任者(代表相続人)を決める」ことを提案しました。
3人共通の窓口を一本化しないと、行政との連絡、不動産会社とのやり取り、遺品整理の見積もり調整などが進まないためです。
Aさんを代表相続人とすることで意思決定が明確になり、当相談室が代理で以下の段取りを整えました。
● 船橋市役所との調整
改善指導には通常“期限”があります。
そこで当方から市役所へ連絡し、相続人が遠方のため対応に時間が必要であることを説明し、
指導の猶予(期限延長) を確保しました。
● 鍵の所在問題を解決
鍵は見つかりませんでしたが、法的手続きを経て
- 不動産会社の立ち会い
- 相続人の同意
を揃えた上で、鍵の交換と立ち入り調査を可能にしました。
● 家屋内の状況調査
現地の専門業者と連携し、
- 写真撮影
- 畳や床の傷み
- 雨漏りの有無
- 家財の量
- 再利用できる物品
を細かく記録し、Aさんへメールで報告。
これにより 遠方からでも“家の現状が正確に分かる”状態 が作れました。
● 遺品整理の段取り
3社から見積もりを取り、
- 危険物(電池・薬品)
- 金融関連書類
- 貴重品の捜索
にも対応できる業者を選定。
仕分け作業は写真・動画で共有してもらう形にし、Aさんが北海道から指示を出せるよう整えました。
■ 最終的な出口として「古家付き土地売却」を選択
建物は築45年以上で劣化が進んでおり、リフォームして住むよりも、
更地前提で購入したい地元不動産業者 のニーズが強い状況でした。
複数の不動産会社に査定を依頼し、
- 古家付きで売却
- 買主が解体
という形が最適と判断。
遺産分割協議書もこちらで作成し、Aさん・兄弟のオンライン手続きで完了しました。
最終的には、
- 行政からの改善指導を解消
- 空き家放置による近隣トラブルを回避
- 遠方から来ずに全相続手続きが完結
- 売却代金を3名で円満に分配
することができました。
Aさんからは
「船橋市に誰も住んでいない状況で、どうにもできないと思っていた。行政から指導まで来て焦ったが、遠方でも全て進めてもらえて本当に助かった」
と感謝の言葉を頂きました。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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