預金が引き出せないときの相続手続き ― 銀行が教えてくれない実務のポイント
2025/12/04
相続が発生すると、銀行口座は原則として凍結されます。「葬儀費用を払いたいのにお金が引き出せない」という相談は非常に多いです。銀行窓口で説明される手続きは一見シンプルに見えますが、実務では「書類が揃わない」「相続人の同意が取れない」などの理由で長期化するケースが多くあります。
預金の払戻しに必要なのは、
・相続人全員の署名押印
・出生から死亡までの戸籍一式
・遺産分割協議書
・相続人の印鑑証明
などですが、最も時間がかかるのは「相続人の確定」です。亡くなった方が転籍を繰り返していたり、再婚・認知などがある場合、相続人が想定より多いこともあり、戸籍を揃えるだけで数週間かかることがあります。
また、相続人の一人でも反対していると銀行手続きは進みません。「一部の相続人が連絡に応じない」「印鑑を押してくれない」といったケースでは、最終的に遺産分割調停へ移行し、裁判所での手続きが必要になることもあります。
さらに注意すべき点として、「銀行ごとに必要書類が違う」という点があります。A銀行では必要ない書類が、B銀行では必要になることもあり、複数の金融機関がある場合には、それぞれで手続きが必要です。
預金の払戻しをスムーズに進めるためには、最初に「相続関係説明図」「財産目録」を作成し、相続人と財産の全体像を明確にしておくことが重要です。これを作成するだけで、相続人間の理解が深まり、手続きは格段に進みやすくなります。
当事務所では、戸籍収集から財産目録作成、銀行との調整まで一括で行い、短期間で引き出し可能な状態にするサポートを提供しています。預金が引き出せず困っている方は、一度ご相談ください。
----------------------------------------------------------------------
つだぬま相続相談室 行政書士 江川二朗
千葉県習志野市津田沼1-13-24-205
電話番号 : 047-406-5995
----------------------------------------------------------------------