【船橋市の解決事例】三代にわたり名義変更されていなかった祖父名義不動産を、相続人7名の合意で整理したケース
本件は、船橋市にお住まいの方からご相談いただいた相続・遺言手続きの解決事例です。
当事務所では、相続人調査や遺産分割書作成などの実務対応を通じて、円満な解決をサポートしました。
本件は、「父の相続手続きを進めたい」というご相談から始まったものの、調査を進める中で、祖父名義の不動産が三代にわたって名義変更されないまま放置されていたことが判明した解決事例です。
■ ご相談の背景
依頼者は、お父様の相続手続きを希望されて来所されました。ところが財産内容を確認したところ、不動産の名義はすでに亡くなっている祖父のままであり、父の代、さらに依頼者の代へと、相続登記が一切行われていない状態でした。
固定資産税については長年お父様が支払い続けていたため、「実質的には父のもの」という認識がありましたが、法的には祖父名義のままであり、正式に名義変更を行うには、過去の相続をすべて整理する必要がありました。
■ 問題点|相続放置が招く複雑化
相続が放置される期間が長くなるほど、相続人は増え、関係は複雑になります。本件では、祖父の相続人として叔父・伯母を含む7名が関係者となり、「誰が相続人なのか」「誰の合意が必要なのか」が分からない状態でした。
このようなケースでは、
・一人でも協力が得られないと手続きが進まない
・過去の相続をやり直す必要がある
・感情的な対立が生じやすい
といった大きなリスクを伴います。
■ 当相談室の対応①|戸籍調査による相続人確定
当相談室では、まず祖父の出生から死亡までのすべての戸籍を収集し、法的に誰が相続人となるのかを一人ずつ確認しました。転籍や婚姻などを丁寧に追い、相続関係を正確に把握することが、解決への第一歩となります。
その上で、父の相続、依頼者の立場も含めた全体像を整理しました。
■ 当相談室の対応②|相続関係の「見える化」
複雑な相続ほど、言葉だけの説明では理解が進みません。そこで、過去の相続状況を整理した家系図(相続関係説明図)を作成し、
・どの時点で相続が発生しているのか
・現在の相続人は誰か
・なぜ全員の合意が必要なのか
を分かりやすく可視化しました。
この資料をもとに、相続人全員へ丁寧に説明を行い、誤解や不安を一つずつ解消していきました。
■ 合意形成と結果
説明を重ねる中で、相続人7名全員から理解と協力を得ることができ、不動産を依頼者の単独名義とする内容で合意が成立しました。遺産分割協議書には全員の署名・押印をいただき、無事に名義統一を実現することができました。
依頼者からは、「自分だけでは到底対応できなかった」「長年の不安が解消された」とのお言葉をいただいています。
■ 本事例から分かること
相続手続きは、単に書類を集める作業ではありません。特に放置期間が長い相続では、
・正確な調査
・分かりやすい説明
・関係者全員の理解と協力
というプロセスが不可欠です。
名義が古いままの不動産をお持ちの場合、問題は時間とともに大きくなります。早めに専門家へ相談することで、争いを避け、円満な解決が可能になります。
本件は、当事務所の【相続手続フルサポート】内で対応しました。
費用の目安はこちらをご参照ください。
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