祖父の相続手続きのために戸籍を調べると、知らない相続人出てきた事例
●長年相続登記をしていなかった、祖父の不動産のため、依頼者自身で戸籍収集を進めて
いくうちに会ったことが無い相続人の名前が出てきて、ご自身では続きが難しいと判断
され、当事務所にご依頼をいただきました。
●まず戸籍の調査を進めたところ、依頼者の方が会ったことがない相続人が2人現れまし
た。そこで当事務所から、それらの相続人に対して「遺産分割協議についてご意向をお伺
いしたい」旨の手紙を郵送し連絡を取ることにしました。
そして、初めの手紙を送ってから2週間して、やっと初めてのメールの返信がありまし
た。そこからメールでのやりとり、電話、その後実際にお会いして今回の遺産分割協議の
ご説明を
させていただきました。初めの手紙からお会いできるまで3か月近くかかりましたが、最
終的に遺産分割協議にご協力いただくことができました。
●無事にご依頼いただいた相続登記の手続きが完了して、依頼者も喜んでおられました。
今回お会いした相続人の一人は「初めて来たときは何かの詐欺だと思い警戒した」そう
です。色んな詐欺が横行する昨今、当たり前の反応ではないかと思います。遺産分割協議
が完了するには、相続人全員が協議書に捺印して印鑑証明書を添付する必要があります。
粘り強く待ち、丁寧に説明させていただけたのが良かったのではと思います。