相続人の一人と連絡が取れない場合、相続手続きはどうなるのか
2025/12/20
相続人の一人と連絡が取れない場合、相続手続きはどうなるのか
相続手続きにおいて非常に多いのが、 「相続人の一人と連絡が取れない」 というケースです。
電話がつながらない、住所が分からない、 連絡先は分かっているが一切応答がないなど、 理由はさまざまですが、 この状態のままでは遺産分割は原則として進められません。
連絡不能の相続人がいると、なぜ手続きが止まるのか
遺産分割協議は、 相続人全員の合意がなければ成立しません。
そのため、たとえ相続人の大多数が 内容に同意していたとしても、 一人でも協議に参加していない相続人がいる場合、 金融機関の解約や不動産の名義変更はできません。
「行方不明」と「連絡拒否」は実務上まったく違う
実務では、次の2つを明確に区別します。
- 住所・所在が不明な「行方不明相続人」
- 所在は分かっているが応答しない「連絡拒否相続人」
この違いを整理せずに進めようとすると、 不要に家庭裁判所手続きが必要になったり、 逆に使える手段を見落としたりします。
戸籍・住民票調査で解決するケースも多い
「連絡が取れない」と思われていた相続人が、 実際には転居していただけ、 というケースは少なくありません。
戸籍の附票や住民票の除票を追うことで、 現在の住所が判明し、 通常の遺産分割に戻れることもあります。
家庭裁判所を使わずに進められる場合
全てのケースで、 不在者財産管理人や調停が必要になるわけではありません。
相続人申告登記や、 一部手続きを先行させることで、 相続全体を前進させられるケースもあります。
重要なのは、 「いま何ができて、何ができないのか」 を正確に整理することです。
船橋市・習志野市で実際に多い相談内容
当事務所では、
- 兄弟の一人が何年も音信不通
- 疎遠な親族が相続人に含まれていた
- 相続放棄したと思い込んでいた相続人がいた
といった相談が多く寄せられています。
まとめ
相続人の一人と連絡が取れない場合でも、 すぐに行き詰まるわけではありません。
調査・整理・手続きの順序を誤らなければ、 家庭裁判所を使わずに解決できるケースも多く存在します。
重要なのは、 感情的に動かず、 実務として何が可能かを冷静に判断することです。
同じように「相続人同士の意見対立」「遺産分割が止まっている」状況でお悩みの方は、地域別の解決事例や相談窓口も参考にしてください。
船橋市の解決事例一覧はこちら
習志野市の解決事例一覧はこちら
相続放棄や遺産分割、相続人調査などについて「自分の場合はどうなるのか」を整理したい方は、相続トータルサポートのご案内もご覧ください。
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つだぬま相続相談室 行政書士 江川二朗
千葉県習志野市津田沼1-13-24-205
電話番号 : 047-406-5995
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