千葉市で増える「認知症と相続」のトラブル|不動産相続は早めの対策が重要です
2025/11/16
千葉市で相続相談をお受けしていると、「認知症に関連する相続の悩み」が年々増えていると感じます。千葉市は中央区・花見川区・稲毛区を中心に高齢化が進んでおり、一方で子ども世代は東京や県外に転出しているケースも多いため、“親が千葉市で一人暮らしになり、判断能力が弱ってきた” というご相談がよく寄せられるのです。
この記事では、千葉市で実際に増えている「認知症と不動産相続の問題」を、行政書士の立場から分かりやすく解説します。相続における認知症のリスクと、事前にできる対策について知っていただくことで、ご家族のトラブル防止につながれば幸いです。
■1.千葉市で認知症が関係する相続トラブルが増えている理由
① 一人暮らしの高齢者が多い地域構造
千葉市では、中央区・稲毛区・花見川区を中心に、
「親が千葉市に住み、子どもは都内」というご家庭が増えています。
こうしたケースでは、
- 親の判断能力の低下に気づきにくい
- 気づいたときには手続きが難しくなっている
といった問題が起こりやすいのが特徴です。
特に、相続財産の多くを占める「自宅の不動産」は、売却や名義変更に本人の意思確認が必須となるため、認知症が進行していると大きな壁になります。
② 認知症になると、相続手続きが一気に複雑化する
認知症が進行し、判断能力が不十分になってしまうと、
- 不動産の売却
- 銀行預金の解約
- 不動産の修繕や賃貸契約
といった手続きが本人ではできなくなります。
その場合、家庭裁判所で「成年後見制度」を利用する必要がありますが、
申立てから選任まで平均2~3か月かかり、費用も年間数万円の負担が続きます。
「認知症が進んでしまったために売却できず、空き家の維持費だけがかかり続ける」
というご相談は、千葉市では特に多い傾向があります。
③ 千葉市は昭和〜平成初期の戸建てが多く“老朽化リスク”が高い
花見川区や稲毛区を中心に、築30年以上の戸建てが多いため、
- 修繕費
- 解体費
- 放置した場合の近隣トラブル
といった問題が相続で表面化しやすい地域です。
認知症で判断能力が衰えると、
「住み続ける」「売却する」「貸し出す」
という選択ができなくなり、結果として老朽化が進んでしまうケースも珍しくありません。
■2.認知症と不動産相続で、実際に起こりやすい問題
● 1)家の売却が本人の意思確認が取れず中断する
認知症が進んでしまうと、
「売却に同意した」という証拠を取ることができません。
そのため、
- 買主が決まっていたのに売れなくなる
- 手付金の返還などトラブルに発展
といった問題が実際によく起こります。
● 2)相続税対策ができなくなる
千葉市の土地は地域によって評価額が高い場所も多く、
相続税の節税対策として“生前贈与”を検討する方もいます。
しかし、認知症が進むと
「贈与契約を結ぶ」
という判断ができなくなるため、
節税できないまま相続が発生し、負担が大きくなってしまうケースがあります。
● 3)空き家の管理が滞り、近隣から苦情が出る
相続人が遠方にいる場合、空き家を放置してしまいがちです。
千葉市でも、
- 草木が伸び放題
- 雨漏り
- 外壁の破損
などが近隣トラブルにつながることがあります。
認知症が進んだ親が住んでいた家は、判断能力の低下により管理が行き届かなくなるため、空き家化しやすい点が特徴です。
■3.認知症による相続トラブルを防ぐ3つの対策
① 家族信託を早めに検討する
千葉市でも利用が増えているのが「家族信託」です。
家族信託は、親が元気なうちに「資産の管理・処分」を信頼できる家族に任せる仕組みです。
メリットは次のとおりです。
- 認知症になっても不動産の売却が可能
- 遺言と同様の財産承継が実現できる
- 成年後見制度より柔軟に管理できる
千葉市での実務でも、家族信託を活用することで
「親が認知症の進行により家を売れなくなる」
というリスクを避けられるケースが増えています。
② 定期的に資産状況を“見える化”して共有する
親が高齢になってきたら、
- 不動産の現況
- 預貯金の残高
- 介護状況
を家族で共有しておくことが大切です。
千葉市の場合、子どもが都内へ転出しているケースが多いため、
オンラインでの情報共有ツールを活用することで、
「気づいたら認知症が進んでいた」という事態を防げます。
③ 不動産の活用方法をあらかじめ話し合っておく
相続の場面で最も揉めやすいのが不動産です。
認知症が進行すると話し合いが不可能になるため、
- 売却するのか
- 維持するのか
- 賃貸に出すのか
といった方向性を、元気なうちに決めておくことが重要です。
特に千葉市は区によって土地の評価や収益性が異なるため、地域事情に詳しい専門家と一緒に検討すると判断しやすくなります。
■4.まとめ|千葉市の相続は“認知症対策”がカギ
千葉市で増えている相続トラブルの多くは、
親の判断能力が衰えた後にはじめて問題が顕在化する
という共通点があります。
- 認知症が進むと不動産が売れなくなる
- 相続税対策ができなくなる
- 空き家の管理が滞る
- 成年後見制度で時間と費用がかかる
これらはすべて、
“元気なうちに対策しておけば防げた”
というケースが少なくありません。
千葉市(中央区・花見川区・稲毛区など)で
「親の今後が心配」
「相続の準備をしたいけれど何から始めたらいいか分からない」
という方は、早めに専門家にご相談ください。
当事務所では、千葉市の地域事情に合わせた相続対策のサポートを行っています。
相談は初回無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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つだぬま相続相談室 行政書士 江川二朗
千葉県習志野市津田沼1-13-24-205
電話番号 : 047-406-5995
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