つだぬま相続相談室 行政書士 江川二朗

認知症相続トラブルの解決方法とは?相続人全員のための対策

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【習志野市津田沼|行政書士事務所】認知症相続トラブルの解決方法とは?相続人全員のための対策

【習志野市津田沼|行政書士事務所】認知症相続トラブルの解決方法とは?相続人全員のための対策

2024/05/06

近年、認知症の高齢者が増加していることから、相続時におけるトラブルも増えています。特に、認知症の発症が確認された相続人がいる場合、遺産分割や遺言書の作成・変更について問題が生じることがあります。そこで、本記事では認知症相続トラブルに対する解決方法と、相続人全員が取るべき対策について解説します。

目次

    認知症相続トラブルとは?

    認知症にかかっている方が相続に関わると、トラブルが起こることがあります。認知症にかかっている方は、判断能力が低下しているため、相続に関する手続きや遺産分割の決定について、自分で判断することができません。結果、認知症の方が生前に行った意思表示や遺言書の内容が正確に反映されないことがあります。また、認知症にかかっているために、相続人間のトラブルが起こることもあります。認知症の方が、偏見や好き嫌いで相続人たちを不当に扱い、相続人間の仲が悪化する場合もあります。そのため、認知症にかかっている方が相続に関わる場合は、まず法的な立場や手続きを理解している人に相談することが大切です。また、認知症にかかっている方が事前に遺言書を作成することで、相続に関するトラブルを未然に防ぐことができます。

    対策①早期に相続手続きを進める

    相続する際には、大きな問題が伴うことがあります。特に相続手続きを進めることが遅れてしまうと、長期化し、トラブルにつながることも少なくありません。そのため、対策①として早期に相続手続きを進めることが大切です。 まずは、相続人が確定した後に、手続きを進めることをお勧めします。相続人が確定していなければ、手続きを進めることができず、時間と手間がかかることになります。相続人が確定したら、相続によってどのような問題が生じるのか、またどのような手続きが必要なのかを把握することが大切です。 具体的な手続きとしては、遺産分割協議書や遺産分割調停、相続放棄、遺言書の確認などがあります。また、相続税についても、相続財産の評価や税金の申告手続きなどが必要です。 手続きを進める際には、専門家のアドバイスを受けることがお勧めです。行政書士、司法書士や弁護士などに相談することで、手続きの進め方やトラブル回避のポイントなどを教えてもらうことができます。 早期に相続手続きを進めることで、相続によるトラブルを未然に防ぐことができます。ぜひ、相続事件が起こった場合には、早めの手続きの進め方を知っておきましょう。

    対策②認知症の可能性のある相続人の意思確認をする

    相続において、認知症の可能性のある相続人がいる場合には、その意思確認が重要になります。認知症の進行によっては、思考力や判断力が低下し、自分で自分の意思を決められなくなることがあります。そのため、認知症の可能性がある相続人が持つ意思を確認することは欠かせません。 この意思確認には、適切な方法が必要です。例えば、専門家によるアセスメントや、裁判所による成年後見人の任命などがあります。また、自己申告制度を設けることもできます。自己申告制度とは、認知症の可能性がある相続人が自分で認知症を申告し、自身の意思を示すことができる制度です。 認知症の可能性がある相続人の意思確認が必要な理由は、遺産分割において公平性を保つことです。認知症の進行によっては、相続人自身が望まずとも、家族や弁護士によって遺産分割が決められることもあります。そのため、認知症の可能性がある相続人の意思確認をしっかりと行うことが、公正な遺産分割につながります。

    対策③専門家に相談する

    相続においては、税金対策だけでなく、遺産分割や相続手続きなど様々な問題が発生します。そんな時は、専門家に相談することが大切です。専門家に相談することで、適切な助言やアドバイスを受けることができます。また、相続に関する知識や経験も豊富な専門家は、あなたが抱える問題に迅速かつ的確に対応してくれます。専門家に相談することで、トラブルを未然に防ぐこともできます。相続について不安を感じている方は、専門家に相談することをおすすめします。

    対策④家族会議を開き、意見交換をする

    相続において、遺産分割や相続手続きに関して、家族内での意見が一致しないことも少なくありません。そこで、家族会議を開いて意見交換をすることが重要です。 家族会議は、具体的な意見や要望を出し合うことで、和解を目指す場です。これにより、相続に関する問題が解決するだけでなく、家族間のコミュニケーションも深められます。 家族会議をする際には、全員が参加できる時間帯や場所を決め、議題を事前に提示することが必要です。議題は、遺産分割の方法や、誰が何を相続するか、負担する費用など、具体的かつ明確なものが望ましいです。 会議では、お互いが納得できる解決策を一緒に考えることが大切です。また、議論が難航してしまった場合や、紛争が深刻になってしまった場合には、専門家に相談することも必要です。 最後に、家族会議での意見交換は、家族が協力しながら行うことが大切です。相続は、家族の絆を試す大切なイベントでもあります。是非、家族会議を開き、円滑な相続手続きを進めてみてはいかがでしょうか。

     

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