【解決事例】遺言があるのに名義変更できない?数次相続で相続人9名に増えたケースを解決(千葉市花見川区)
【解決事例】遺言があるのに名義変更できない?数次相続で相続人9名に増えたケースを解決(千葉市花見川区)
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「古い遺言書が見つかったが、内容が曖昧で不安だ」
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「相続人が10名近くになり、どこから手をつけていいか分からない」
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「地方の別荘地や山林が亡くなった親の名義のまま残っている」
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「このような『糸が絡まった状態』でも、一つずつ解きほぐせば必ず解決できます」
はじめに
「遺言があるので、すぐに名義変更できますよね?」
千葉市花見川区にお住まいの方から、このようなご相談をいただきました。
お話を詳しく伺うと、
・15年前に亡くなった祖父の遺言がある
・さらに昨年亡くなった父の相続も未了
という状況でした。
一見すると、遺言に従って手続きを進めればよいように思えます。
しかし実際には、遺言があるにもかかわらず不動産の名義変更ができないという問題が発生していました。
さらに調査を進めると、相続人は合計9名に増えており、いわゆる「数次相続」の状態となっていました。
今回は、この複雑な相続手続きをどのように解決したのかをご紹介します。
ご相談の概要(千葉市花見川区のケース)
本件の登場人物は以下の通りです。
【登場人物】
・祖父(被相続人①・15年前に死亡)
・父(祖父の長男・被相続人②・昨年死亡)
・母(父の妻)
・依頼者(父の次男)
その他、祖父の子どもたちの相続人が複数存在し、最終的な相続人は合計9名となりました。
時系列の整理
本件は、時間の経過とともに状況が複雑化していました。
① 祖父が15年前に死亡(遺言あり)
② 祖父の子ども3人もすでに死亡
③ 父が昨年死亡
④ 相続手続きが長期間放置されていた
このように、相続が次の相続を呼ぶ「数次相続」の典型的なケースです。
問題①:遺言があるのに登記できない
祖父は自筆証書遺言を残していました。
その内容は、
「今住んでいる家と土地を長男に相続させる」
というものでした。
しかし、法務局に確認したところ、次のような回答でした。
「“今住んでいる家と土地”では、不動産が特定できないため、このままでは登記できません」
つまり、遺言があっても内容が曖昧だと、そのままでは名義変更ができないのです。
問題②:相続人が9名に増加(数次相続)
さらに大きな問題がありました。
祖父の相続人である子ども3人はすでに亡くなっており、
その相続人へと権利が引き継がれていました。
その結果、相続人は合計9名に増加していました。
このように、相続手続きを長期間行わないと、関係者が増え続け、
手続きの難易度が一気に上がります。
解決方法:相続人全員による遺産分割協議
本件では、遺言だけでは登記ができないため、別の方法を取る必要がありました。
そこで、次の対応を行いました。
① 祖父の相続人9名全員で遺産分割協議証明書を作成
② 父の相続についても、母・長男・次男の3名で遺産分割協議を実施
その結果、すべての不動産を母が相続することで合意が成立しました。
相続人が多いケースでは、全員の同意を得ることが最大のハードルになりますが、丁寧に説明と調整を行うことで、無事に合意形成に至りました。
解決結果:3か所の不動産の名義変更が完了
最終的に、以下の不動産について名義変更を完了することができました。
・千葉県館山市の土地および建物(居住用不動産)
・長野県軽井沢町の土地
・栃木県大田原市の土地
特に、軽井沢町や大田原市の土地は、いわゆる原野商法により取得されたもので、依頼者様ご自身も存在を把握していない負の遺産でした。
これらも含めて整理し、すべて母名義に統一することができました。
本件のポイント
今回の事例から分かる重要なポイントは以下の通りです。
・遺言があっても、不動産の特定ができなければ登記できない
・相続手続きを放置すると、数次相続となり相続人が増加する
・相続人が増えるほど、合意形成が難しくなる
・最終的には、相続人全員の協力が不可欠
相続手続きは「早めの対応」が重要です
本件のように、相続手続きを長期間放置すると、
・相続人の増加
・書類収集の困難化
・手続きの複雑化
といった問題が発生します。
「そのうちやろう」と思っているうちに、状況はどんどん難しくなっていきます。
千葉市花見川区で相続のご相談をお考えの方へ
当事務所では、千葉市花見川区をはじめ、船橋市・習志野市エリアの相続手続きに多数対応しております。
・相続人が多くて手続きが進まない
・昔の相続が未了のままになっている
・遺言があるが手続きできるか不安
このような場合でも、状況を整理し、最適な解決方法をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。